みなさんこんにちは。
学校で生活していると、子どもたちから様々な質問がとんできますよね。
「ウイルス」と「細菌」って何が違うの?
「台風」と「ハリケーン」って何が違うの?
そんな質問に答えられずに、あたふたした経験はありませんか?
「先生にもわからないことがある。」と伝えることも大切ですが
かっこよく答えて、「すごい!」と思わせたいですよね。
この記事では、この時期に知っておきたい「違い」を5つ紹介します。
ちょっとした違いを知っておくだけでも、子どもたちとのコミュニケーションが盛り上がること間違いなしです。
今、知っておきたい違い5選
「細菌」と「ウイルス」
コロナウイルスが流行している今、「ウイルス」や「細菌」という言葉をよく耳にしますよね。
両方とも同じものの様に使われる場面がよくありますが、実は明確な違いがあります。
細菌は、細胞をもち、自己複製能力をもつ微生物。細胞分裂によって増殖できる。
ウイルスは、細胞をもたず、遺伝子とそれを包むからだけの単純な構造の微生物。他の生物の細胞に寄生し、生きた細胞内で増殖する。
「微生物」という観点では同じですが、生き方や増え方に違いがあるのですね。
「除菌」と「抗菌」
コロナウイルスの影響もあって、普段の生活の中で「除菌」や「抗菌」という言葉を目にする機会が増えました。
あまり違いを気にせずに使っている人も多いと思いますが、実は明確な違いがあります。
細かい規定はないが、「菌を100分の1以下にする」と、業界が規定している。対象となる菌は「黄色ブドウ球菌」と「大腸菌」。
「菌を繁殖しにくくする」もの。菌がなくなるわけではない。
似ている言葉なのに、全く作用がちがうのですね。
ちなみに、一番強力なものは「滅菌」です。
菌を100万分の1まで減らし、事実上全滅させます。
「賞味期限」と「消費期限」
梅雨の時期になり、食品の管理が気になる季節になりました。
食品の管理をするうえで、基準となるものが「賞味期限」や「消費期限」ですよね。
- 美味しく食べられる期限が「賞味期限」
- 安全に食べられる期限が「消費期限」
と理解している人が多いですが、実はそうではありません。
劣化の早い商品(弁当・惣菜・生麺・調理パンなど)に表示される。期限内なら安全に食べられるように設定されている。
劣化が比較的遅い商品(スナック菓子・カップ麺・レトルト食品・缶詰)に表示される。期限内なら安全に食べられるように設定されている。
「安全に食べられる」という点は、同じなのですね。
「台風」と「ハリケーン」
日本には、夏が来ると台風がやってきます。毎年甚大な被害が出ています。
しかし、ニュースを見ていると「アメリカを巨大なハリケーンが襲い・・・」といった内容が報道されますよね。
実はこの2つ、発生した場所が違うから、名前が違うのです。
太平洋北部、南シナ海で発生した、風速の強い熱帯低気圧
大西洋北部・西部、太平洋北東部・北中部で発生した、風速の強い熱帯低気圧
「台風」と「ハリケーン」に加えて、「サイクロン」というものもあります。
インド洋北部・南部、太平洋南部で発生した、風速の強い熱帯低気圧
「台風」も、アメリカまで行くと「ハリケーン」になるそうです!
「夏日」と「真夏日」と「猛暑日」
最近の夏はとても暑いですよね。ニュースを見ていると、毎日のように「今日は猛暑日になるでしょう」や「5日連続の真夏日になりました」といった内容が聞こえてきます。
似たようなこれらの言葉、実は明確な基準があります。
最高気温が25度以上の日
最高気温が30度以上の日
最高気温が35度以上の日
ちなみに、最低気温が25度以上ある夜を「熱帯夜」と言います。
まとめ
今回は、今知っておきたい「違い」を5つ紹介しました。
- 「細菌」と「ウイルス」
- 「除菌」と「抗菌」
- 「賞味期限」と「消費期限」
- 「台風」と「ハリケーン」
- 「夏日」と「真夏日」と「猛暑日」
どれも、非常にシンプルな違いでした。
子どもに質問されたときに答えられたら、先生として「ドヤ顔」ができるかもしれません。
また、授業中にサラッと話してみてもいいかもしれませんね。
知識があるということは、それだけで「すごい」と思われます。
子どもたちから尊敬される1つの方法として、さまざまな知識をもっておくことは、大切なのではないでしょうか。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも、教員の豊かな生活のために、情報を共有していきたいです。