勤務時間を削減するために、「19時までには退勤しましょう」というスローガンが掲げられているところもあるようです。
しかし、実際は
- 仕事を持ち帰って、自宅で長時間労働をしている。
- 一旦職場を離れ、管理職がいなくなってから戻ってくる。
- 翌朝、日が昇る前から出勤している。
など、課題も多いようです。
確かに、「早く帰りましょう。」では、根本的な解決になっていません。
やるべき仕事が減らないのに、作業時間が減るわけがありません。
しかし、私は積極的に早く退勤すると同時に、自宅でも仕事をしています。
今回は、私自身が考えるそのメリットを紹介します。
自宅に持ち帰るメリット
職場より集中できる。
みなさん、放課後の職員室を思い出してみてください。
- 雑談で盛り上がっている。
- お菓子を食べている。
- スマホを触っている。
など、全く集中していない姿が浮かんできませんか?
集中して取り組もうとしても、周りにこのような人たちがいる環境であれば、あまり効率的に仕事ができません。
もちろん、各家庭の状況によっては、職場の方が集中できる場合もあるとおもいます。
ご自身の状況に合わせて判断していただければとおもいます。

本当に必要な仕事なのか考えられる。
教員の仕事は、個人の裁量で決められることが多くあります。
なぜなら、「利益を出す」という、明確なゴールがないからです。
ゴールがないものに取り組んでいる私たちにとって、必要なことは
これは必要なことなのだ!
と、信じて行動することです。
つまり、「必要ない」と考えてしまえば、
それ以上、その仕事をする必要はないわけです。
私自身、教員の仕事は3つに分けられると考えています。
- やらなくてはいけない仕事
- やったほうがいい仕事
- やりたい仕事
今回の話で言うと、②「やったほうがいい仕事」と③「やりたい仕事」については
別にやらなくても問題ないわけです。
自宅で仕事をし始めると、どうしても早く終わりたくなります。
早く終わりたくなると、
本当にこの仕事は必要なのかな?
と考えるようになり、
結果、その仕事を「やらない」という選択がしやすくなります。
③「やりたい仕事」については、積極的にやるようにしています。
それは、教員としての満足度を高めることにつながるからです。
「早く帰る人」というイメージがつく。
早く帰ることを続けていると、「早く帰る人」というイメージが定着します。
イメージが定着すると
- 無駄な話をされない。
- 誰でもできる仕事を頼まれない。
といった、メリットがあります。
よほど意地悪な人でない限り、いつも早く帰ろうとしている人に、わざわざ時間を取らせるようなことをする人はいません。
他人よりも早く帰ることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、全く問題ありません。
なぜなら、
- 勤務時間削減は、国民的なスローガンだから。
- 勤務時間は守っているから。
- 早く帰るために努力しているから。
です。
また、早く仕事を終わらせることで
仕事が早い人!
と、評価してもらえる可能性もあります。
まとめ
今回は、自宅に仕事を持ち帰ることのメリットをお伝えしました。
- 職場より集中できる。
- 本当に必要な仕事なのか考えられる。
- 「早く帰る人」というイメージがつく。
自宅に持ち帰ることに抵抗がある人も多いと思いますが、
実際に取り組んでみると、職場にいないことから得られるメリットが多いです。
ただし、注意点もあります。
それは、個人情報の管理です。
個人情報の持ち出しは、絶対にやめましょう!!
個人情報が漏洩したり、盗まれたりする場合は
私たちが被害者だとしても、加害者として扱われます。
それだけは、絶対に避けなければならないことです。
自宅でできる仕事と、学校でしかできない仕事をわけて
優先順位を決めて仕事できるとよいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも、教員のみなさんが豊かに働けるように、これからも学んで、行動していきたいです。