教員として働いていると、自分で費用を払って仕事をしている姿がたくさんあります。
私自身、これまでたくさんのお金をかけながら、仕事をしてきました。
今回は、自分で費用を払って良いものと、いけないものについてまとめたいと思います。
自分で払ってもいいもの。
自分で費用を払っても良いものは、ずばり
自分が豊かに生活するためのもの
です。
その費用を払う(何かを購入する)ことによって、気持ちが豊かになったり、時間が生まれるのであれば
支払う価値があると思っています。
では、私が実際に自分で支払っている費用を紹介します。
パソコンモニター
職員室のパソコンは、ほとんどがノートパソコンだと思います。
ノートパソコンは画面が小さく、長時間使用するには、使いづらさがあります。
また、モニターを複数使用する(デュアルモニター)ことで、
作業効率は42%上がると言われています。

ワイヤレスキーボード&マウス
先ほどと同様、ノートパソコンのキーボードやトラックパッドは、非常に使いにくいです。
特に、画面との位置が近いため、背筋が曲がり、肩こりや腰痛の原因にもなります。
そこで、キーボードやマウスを購入することをお勧めします。
また、購入する際は、ワイヤレスのものを買うとよいです。
ノートパソコンの場合、職場によっては、帰宅時に保管庫に入れる必要があるところもあります。
片付けるたびに、いちいちケーブルを抜かなくてはいけない状況は、面倒くさいです。
また、ケーブルがないことによって、デスクが非常にスッキリします。
スタンプ
教員の仕事として、生徒の提出物をチェックすることが多くあります。
その時、非常に役に立つのがスタンプです。
いちいち文字を書く必要がありません。
特にオススメなのは、日付付きのスタンプです。
提出物は、締め切りを意識させることが多いですよね。
いつ提出されたものなのかを明確にするためにも、スタンプに日付がついているものが有効です。
わざわざ日付を手書きしていては、時間がどれだけあっても足りません。
書籍
教員の仕事は、毎日が違うことの連続です。
常にさまざまな課題に直面しますので、本を読んで勉強することは非常に大切です。
よく、「自分の悩みは、すでに誰かが解決している」なんて言いますよね。
本はそうやって、自分よりも先に経験した人の話を聞くことができる最高のツールです。
本を読み、知識を蓄えておくことで
生徒指導や授業で、どうしようかと迷った時に、素早い解決につながります。
文房具
文房具は、職場にある程度そろっているはずです。
事務官が管理して、定期的に購入してくれますので、それを使用することが可能です。
しかし、文房具には、自分の好みがあるはずです。
- ボールペンは水性がいい。
- 赤ペンは0.7mmがいい
- 採点するには、このペンじゃないといやだ
これらのこだわりは、豊かに仕事をするために必要なことです。
自分で払ってはダメないもの。
授業の教材購入費
より楽しい授業を目指したり、授業参観用に見栄えのする授業を目指そうとして、
教材や授業に必要な小物を自分で購入する人がいます。
本来、授業に必要な教材は、教材費や学校の備品代・雑費から出されるべきです。
購入までに時間がかかったり、手続きが面倒くさかったりすることがあるかもしれませんが
計画的に授業を考えておけば問題ありません。
また、教員が自腹を切って購入した教材で授業をすると、担当によって授業の差がでます。
「教え方」による差は仕方がありませんが、「使ったお金」による差はあってはいけません。
本来、保護者が払うべきもの
教員の仕事には、お金の管理も多く含まれています。
その中には、保護者から預かったお金を扱うことも多くあります。
教材費や研修費の不足分
保護者の中には、お金を払わない人もいます。(払えない人は別です。)
研修費や教材費は、毎月の積み立てによってまかなわれていますので、
学期末や、年度末になると、不足が生じます。
いくら電話をしても繋がらない。
何度「払ってください」と伝えても、支払われない。
こういう時に、会計担当者が自費で解決していることもあります。
部活動の大会参加費
職場によっては、部活動の大会参加費が、学校や市町村から出ないところがあります。
その場合、参加する個人から回収する場合があります。
過去に、大会参加費を参加者で割り勘にしようという話がもちあがり、
割り切れない金額を、顧問が支払うことがありました。
たしかに、支払ってしまった方が早く解決するわけですが
こういったことが日常的に行われると、他の教員にも迷惑がかかります。
まとめ
今回は、教員の自腹について考えてみました。
- 自分が豊かに生活できる。
- 他の教員に影響を与えない。
何にお金を使うかは、人それぞれです。
この記事が、みなさんの考えるきっかけになれば嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも豊かな教員生活のために、学んで行動していきます。